建設分野における特定技能の業種追加について解説

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在留資格「特定技能」は、外国人の方が一定の要件をクリアし、特定産業分野に従事する場合に付与される在留資格です。

この特定産業分野の一つに建設分野があります。

この建設分野については、型枠施工等の業務区分があり、その業務区分にあった業務に従事しなければなりません。

今回、この建設分野の在留資格「特定技能」で、業種が追加されますので、そのことについて考えていきたいと思います。

皆様の参考になれば幸いです。

「建設業分野」の特定技能ビザについては、以下の記事で解説をしています。↓
建設業分野の「特定技能ビザ」について徹底解説!

従来の職種は?

従来の職種は?

現行では11業種の職種が規定されていましたが、今回新しく7つの職種が新たに追加され特定技能外国人の受け入れ対象職種として追加されます。

現行の職種は以下のとおりです。

1、型枠施工

2、左官

3、コンクリート圧送

4、トンネル推進工

5、建設機械施工

6、土工

7、屋根ふき

8、電気通信

9、鉄筋施工

10、鉄筋継手

11、内装仕上げ

上記11職種になります。

業種追加される建設分野は?

業種追加される建設分野は?

今回、特定技能ビザで業種追加される建設業の業務区分は以下のとおりです。

1、とび

2、建築大工

3、配管

4、建築板金

5、保温保冷

6、吹付ウレタン断熱

7、海洋土木工

が新しく追加されます。

どのような業務をするの?

どのような業務をするの?

今回、追加された7業種については、1号評価試験では、以下のような業務を行うことになります。

とび

指導者の指示・監督を受けながら、仮設の建築物、堀削、土止め及び地業、躯体工事の組立て又は解体等の作業に従事。

建築大工

指導者の指示・監督を受けながら、建築物の躯体、部品、部材等の製作、組立て、 取り付け等の作業に従事。

配管

指導者の指示・監督を受けながら、配管加工・組立て等の作業に従事。

建築板金

指導者の指示・監督を受けながら、建築物の内装 (内壁、天井等)、外装(外壁、屋根、雨どい等)に係る金属製内外装材の加工・取り付け又はダクトの製作・取り付け等の作業に従事。

保温保冷

指導者の指示・監督を受けながら、冷暖房設備、冷凍冷蔵設備、動力設備又は燃料工業・化学工業等の各種設備の保温保冷工事作業に従事。

吹付ウレタン断熱

指導者の指示・監督を受けながら、吹付ウレ タン断熱工事等作業に従事。

海洋土木工

指導者の指示・監督を受けながら、水際線域、水上で行うしゅんせつ及び構造物 の製作・築造等の作業に従事。

などの業務区分になります。

まとめ

建設分野の特定技能ビザで新しく追加される業種のまとめ

今回は、建設分野の特定技能ビザにおいて新しく追加される業種について考えてきました。

どの業界もそうですが、建設業界は人手不足が深刻な状況です。

しっかりとルールを守り、外国人の方がより良い環境で働くことできるようにしていくことが求められます。

今回の記事が皆様の参考になれば幸いです。

「特定技能」ビザについて解説した記事一覧は、以下の記事にまとめています。↓
特定技能の在留資格について解説した記事一覧(まとめ)

 

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