ここ数年で就労ビザ等で日本で働く外国人の数は年々増加しています。
そのような状況下で、企業が外国人を雇用する機会も多くなってきており、「本当に外国人を雇用することができるのか。」、「外国人を雇用する時にはどのようなことに注意しなければならないのか」など多くの悩みが発生します。
その際に役に立つ制度の一つに外国人雇用管理アドバイザーという制度があります。
そこで、今回は外国人雇用管理アドバイザーについて考えていきたいと思います。
皆様の参考になれば幸いです。
外国人雇用のポイントは以下の記事でも詳しく解説をしています。↓
・外国人を雇用したい!知っておきたいポイントを解説します!
外国人雇用管理アドバイザーとは?
「外国人雇用管理アドバイザー」は、厚生労働省が、平成5年度に「外国人労働者の雇用・労働条件に関する指針」を策定するとともに、この指針に基づく事業主の指導・援助を積極的かつ効果的に行うため、各都道府県に「外国人雇用管理アドバイザー」が設置されることになりました。
そして、この「外国人雇用管理アドバイザー」は、事業主とその雇用する外国人労働者との間で生じるコミュニケーション上のトラブル等の解決の手助けをしてくれます。
例えば、
・労務管理、労働条件において、日本人と同じように対応しているかについて
・外国人労働者の日本語能力に対応した職場作りについて
・職場環境、生活環境への配慮について
などについての相談に対するアドバイスが考えられます。
<参照:厚生労働省 外国人雇用管理アドバイザーより>
外国人雇用管理アドバイザーに相談するには?
「外国人雇用管理アドバイザー」に相談するためには、事業所を管轄するハローワークに相談することになります。
ハローワークによっては、訪問日程を調整の上、事業所へ外国人雇用管理アドバイザーを派遣する場合や、外国人雇用管理アドバイザーによる相談を相談日を設定して実施している場合もありますので、一度ハローワークに問い合わせてみることをオススメします。
全国のハローワークの所在は、厚生労働省のホームページで掲載されていますので、以下を参照してください。↓
・厚生労働省 全国ハローワークの所在案内
外国人雇用管理アドバイザーの相談費用は?
「外国人雇用管理アドバイザー」に相談する際にかかる費用は無料ですので、特に必要なお金はありません。
行政書士に相談する方法も有効
「技術・人文知識・国際業務」などの就労ビザで、外国人を新しく雇用する場合は、業務内容とその外国人の適正がマッチしていることが求められます。
「技術・人文知識・国際業務」ビザについては、以下の記事で詳しく解説をしています。↓
・徹底解説!「技術・人文知識・国際業務」の7つのポイント
また、私が代表を勤めている行政書士法人でも、新しく就労ビザ取得のサポートを行なっていますので、外国人の在留資格に強い行政書士事務所に相談するという方法も有効な選択であると考えられます。
ちなみに私の個人的なtwitterは以下のURLです。↓
簡単にですが、新しく始めた[外国人のビザや雇用の専門サイト]を運営するにあたり、自己紹介を作りました^_^
外国人の方が日本で活動するための【在留資格】の相談実績は年間100人を超える実績があります♫
その経験に基づいて、外国人に関する様々な情報を発信します!https://t.co/1FlGjrGHrv
— ひーくん@外国人ビザの専門家 (@coolwork3) 2018年12月16日
まとめ
今回は、「外国人雇用管理アドバイザー」について考えてきました。
外国人を雇用する場合は、様々な制度や法律を守っていくことが求められますので、企業としてもコンプライアンスの徹底を意識していくことが大切です。
今回の記事が皆様の参考になれば幸いです。
就労ビザを含む在留資格全般については、以下の記事も参考にしてください。↓
・外国人の在留資格制度とは?わかりやすく解説します!