2019年(令和元年)7月1日に静岡県で外国人の相談窓口「静岡県多文化共生総合相談センターかめりあ」が開設されました。
そこで今回は、この「静岡県多文化共生総合相談センターかめりあ」について解説していきたいと思います。
皆様の参考になれば幸いです。
「就労ビザ」などの、在留資格全般については、以下の記事で解説をしています。↓
・外国人の在留資格についてわかりやすく解説します!
かめりあの由来は?
今回開設された外国人の相談窓口である「静岡県多文化共生総合相談センターかめりあ」の由来は、
静岡県のホームページでは、
「お茶の木」の学名「カメリア・シネンシス」から取られたもので、
「カメリア」=「ツバキ」は外国人にも馴染みのある花で、多くの方に親しみを持ってもらえるよう名付けました。
とされています。
静岡県の外国人の数は?
静岡県の外国人の数は、法務省から発表されているデータによると、2018年(平成30年)6月末時点で、88,720人と発表されています。
ちなみに、もっとも外国人の数が多いのは、東京都で 555,053人と発表されています。
<参照:法務省ホームページより>
どのような時に利用すれば良い?
外国人の相談窓口「静岡県多文化共生総合相談センターかめりあ」では、外国人が生活する上での困りごとを解決するお手伝いをします。
具体的には、以下のような場合が想定されています。
・近くで日本語を学べるところを知りたい。
・会社から解雇されたが、どこに相談したらよいか。
・病院に行きたいが、日本語が分からなくて不安。
・学校で保護者面談があるが、言葉に不安があるので、サポートしてもらえないか。
・会社で外国人を雇用するが、どのようにサポートすればいいのか。
・近くに住む外国の方が困っているようだが、何かできないか。
などの状況で困った場合等に外国人の相談窓口「静岡県多文化共生総合相談センターかめりあ」が活用されることが考えられています。
また、上記具体例からわかるように外国人からの相談だけではなく、外国人を雇用する日本人からの相談にも対応してくれます。
外国人を雇用する時に注意しておきたいことは以下の記事で解説をしています。↓
・外国人を雇用したい!知っておきたいポイントを解説します!
カメリアの場所や対応言語は?
外国人の相談窓口「静岡県多文化共生総合相談センターかめりあ」の場所や対応言語などは以下のとおりです。
場所
静岡市駿河区南町14-1 水の森ビル2階(県国際交流協会内)
また、静岡県健康福祉センター(本所・支所)と県民生活センター(東部・西部)にも、「かめりあ」につながるタブレットが設置されています。
問い合わせ電話番号は、「054-204-2000」が対応窓口となっており、その他メールやLINE、Skypeなどでも相談に応じてくれます。
対応言語
対応言語は、以下の9ヶ国が対応しています。
ポルトガル語・フィリピノ語・英語・中国語・ベトナム語・韓国語・スペイン語・インドネシア語・日本語
また、テレビ電話通訳や翻訳機などを使ってネパール語やタイ語にも対応してくれます。
相談員も外国人相談員6人(各相談員 週2日程度)で、日本人相談員も常駐しています。
相談カレンダーは静岡県国際交流協会(SIR)のホームページでも掲載されています。↓
(参照:静岡県国際交流協会(SIR)より>
相談時間
平日10時~16時
ただし、土日祝日、年末年始(12月29日~1月3日)除かれますので注意が必要です。
詳しくは、静岡県国際交流協会からも確認することができます。
相談料
相談は無料で受け付けてくれます。
まとめ
今回は、静岡県で開設された外国人の相談窓口「静岡県多文化共生総合相談センターかめりあ」について書いてきました。
今後も日本で生活をする外国人の数は増えてくると考えられています。
そのような状況の中、外国人・日本人問わず様々な問題が起こる可能性があります。
そのような時に、相談できる環境をこれからも少しづつ整い、住みやすい日本になっていくことに期待していきたいと思います。
もちろん、在留資格等の申請の専門家である行政書士も、お困りごとがあればぜひ頼ってくださいね。
今回の記事が皆様の参考になれば幸いです。