2019年(平成31年)4月に新しく創設された在留資格「特定技能」ですが、少しずつこの制度を利用して、日本で就労する外国人が増えてきています。
そこで、今回は、2019年(令和元年)6月末時点における在留資格「特定技能」の状況について考えていきたいと思います。
今回の記事が皆様の参考になれば幸いです。
「特定技能」ビザ全般については以下の記事で解説をしています。↓
・外国人の「特定技能」の在留資格について徹底解説します!
特定技能1号ビザの主な国籍・地域別 分野別外国人数
2019年(令和元年)6月末時点では、「特定技能1号」外国人の数は、20名となっています。
また、業種別で見ると「素形財産業分野」が最も多く、11名の外国人が在留資格「特定技能」を付与されています。
国籍別で見ると、「タイ」が11名と最も多く、次いで「ベトナム」の7名となっています。
<参照:法務省 特定技能在留外国人数の公表(概要版)より>
特定技能1号の都道府県別 分野別 特定技能1号在留外国人数
2019年(令和元年)6月末時点での「特定技能1号外国人」の総数は20名ということは上述したとおりです。
これを都道府県別に見ていくと、
岐阜県に11名の外国人に在留資格「特定技能」が与えられています。
その次に、兵庫県の5名となっています。
私の行政書士事務所がある大阪は、2名となっていました。
特定技能1号の分野・業務区分別外国人数
「素形財産業分野」が11名で最も多いのは上述したとおりですが、「分野・業務区分別」で見ていくと、
「素形財産業分野」では、「ダイカスト」で11名の「特定技能1号」外国人全て就労していることになっています。
<参照:法務省 特定技能在留外国人数の公表(概要版)より>
素形材産業分野における「特定技能」ビザについては以下で解説をしています。↓
・素形材産業分野の「特定技能」ビザについて徹底解説!
また、「産業機械製造業分野」では、「電子機器組立て」が3名、「金属プレス加工」が2名、「溶接 」が1名となっており、合計で6名とされています。
産業機械製造業分野における「特定技能」ビザについては以下で解説をしています。↓
・産業機械製造業分野の「特定技能」ビザについて徹底解説!
その他、現状では「農業分野」で2名、「飲食料品製造業分野」で1名となっており、合計で20名です。
<参照:法務省 特定技能在留外国人数の公表(概要版)より>
農業分野・飲食料品製造分野における「特定技能」ビザについては以下で解説をしています。↓
・農業分野の「特定技能」ビザについて徹底解説!
・飲食料品製造業分野の「特定技能」ビザについて徹底解説!
まとめ
今回は、2019年(令和元年)6月末時点の法務省から公表されている、「特定技能1号外国人」の状況について考えてきました。
今後も、在留資格「特定技能」を利用して、日本で就労する外国人の数は増えてくると考えられますので、その動向に関心を持っておくことがとても大切なことです。
今回の記事が皆様の参考になれば幸いです。
「特定技能」ビザについて解説した記事一覧は、以下の記事にまとめています。↓
・特定技能の在留資格について解説した記事一覧(まとめ)